藤城建設は2023年、ゆきだるまのお家で建てられたお客様のお家が、
日本エコハウス大賞2023の
NEXT創エネの家賞 と
協賛企業賞/硝子繊維協会 の
W受賞 をいたしました!!
こちらは2022年、ウッドショックの最中に建設した住宅です。
予算が限られているなか、 高性能かつローコストで太陽光発電パネルを搭載した住まいを提案しました。
性能は HEAT20 G2 で、 北海道でもエアコン1台で十分快適に過ごすことができます。
主な断熱材には高性能グラスウールを採用し、 外壁には付加断熱としてポリスチレンフォームも併用。
トリプルサッシ樹脂複合窓で日射取得と遮蔽を使い分けることで、高い外皮性能を達成しました。
さらに、雪の多い地域でも壁面に設置した太陽光パネルで、最も電気代のかかる冬場に発電し、光熱費の負担を減 らせるようにしています。
夏は電気使用量が少ないことから屋根置きの太陽光パネルは少なくし、
冬にこそ活躍する壁面太陽光の比重を高めました。
過去のデータ上、9枚以上の壁面太陽光パネルを設置すると、 冬の電気代が1/3補填できる見込みです。
室内に採り込む日差しや風景を楽しむ窓とのバランスも考慮しつつ、パネルが陰らないように計画しています。
冷暖房はどこでも手に入るエアコンを採用。
汎用品を使うことで維持管理がラクになり、交換も容易、結果永く住んでもらうことができます。
高い外皮性能を確保したうえで太陽光パネルも設 置して、 補助金を活用しながら土地代・諸費用も含め
札幌市内で実質 2,640万円で実現した住宅です。
土地の購入段階から建て主様と検討を重ねることで、予算内に納めることができました。
<講評>
資材価格の高騰から、グレードを下げて提案せざるを得ない状況において、 希望面積を下回る28坪で提案するなどコ ストパフォーマンスの高い家づくりをしています。
注目すべ きは太陽光発電です。
雪が多い北海道は不要だという話もあ りますが、壁にパネルを設置して発電量を補っています。
雪国でも、冬の暖かさと電気代の安心をすべての家に備えてほしいと願い、着実な取り組みが多くの人の参考になるため推薦しました。
藤城建設では2022年に引き続き2年連続受賞となりました。
また過去にも2016年、2017年、2019年に日本エコハウス大賞の優秀賞や協賛賞など様々な賞を受賞しています。
では「日本エコハウス大賞」とはどんなコンテストなのでしょう?
脱炭素時代の美しい住宅を表彰する設計実例コンテスト
日本エコハウス大賞には8つの評価項目があります。
1.脱炭素時代の省エネ住宅の提案
2.地域・周辺環境に合わせたパッシブ設計
3.自然エネルギーを活用した創エネルギーの提案
4.新しい試みや挑戦
5.心地よさ、暮らしやすさを考慮したプラン
6.安心して住み続けられる耐震性の確保
7.公共に配慮した普遍的な美しさ
8.長持ちするための工夫や維持管理の提案
そして、今回の第7回のテーマは
未来の暮らしを見据えた住宅の提案
日本エコハウス大賞2023の審査員は、
建築家 伊礼 智 氏
東京大学大学院 工学系研究科 建築学専攻 准教授・博士(工学) 前 真之 氏
建築家 三澤 文子 氏
建築家 松尾 和也 氏
建築家 佐藤 欣裕 氏
建築業界では、たいへん著名且つ先進的な活動をされている方々です。
このような審査員の方々と評価項目によって表彰される日本エコハウス大賞は、建築家にとってたいへん栄誉ある賞なのです。
藤城建設もこのようなコンテストで賞を頂けることを嬉しく思うとともに、
”買える価格の住宅”
でさらに高みを目指せるよう、
性能×デザイン
に研鑽を重ねてまいります。