ロングインタビュースピンオフ企画!
いつもお世話になっている
映像制作会社のウィルプラントさんへ、
カブトムシ・クワガタを飼育するするための
ブリードルームを設置する際に
お手伝いをいたしましたので、
なぜ昆虫の飼育?趣味??など
ブリードルーム完成後の
気になるその後を取材させて頂きました!
【ブリードルーム設置のきっかけ】
川内:今回、2022年に昆虫の
飼育ブース製作を
お手伝いさせて頂いて、
その後どうなったのか?と
いうところと、
ウィルプラントさんの
職場が気になって
お邪魔しました。
吉井社長:昆虫の飼育に
ドハマりしたわけは、
育てた昆虫を小学生の
子供がいる仲間にあげた時、
仲間から「死んでしまった時に
子供が泣いた。
怒られる以外に子供が
泣いてるのを初めて見た。」と
4人から言われて、
こんなすごい事はない!と
思ってハマったんです。
川内:感情がのめりこんだんですね。
吉井社長:犬も飼ってて、
犬の散歩は全然しないのに
自分のクワガタには
ゼリーをあげるなどお世話して、
それが死んだということに
対して、初めて悲しいっていう
感情を持ったっていうのを
親が見て“成長を感じた”って
聞いてすごく感動的で。
去年まではラジコンを
真剣にやってたけど、
全国で6位っていう
おじさんにしては
良い成績を出せて
満足しちゃって(笑)
ラジコンの時は
一生懸命やっても、
市場が小さくて
自分のビジネスには
ならないと思ったけど、
クワガタ・カブトムシを
やった時には
ビジネスになると思ったんです。
【自社コンテンツを作ることになった理由】
吉井社長:制作屋さんって、
代理店や一企業からの受注を
もらってでしか
仕事にならなくて、
お客さんが来て、
初めて売り上げが上がる。
映像やWEBの単価は、
何千万にはならなくて、
数をこなさないといけないから、
仕事の数をこなすか、
営業・人を入れて
会社を大きくするかっていう
やり方しかないけど、
どちらもやると
世の中の風向きが
少し変わっただけで
会社が潰れる。
それでM&Aされてる
映像・WEB屋さんは
札幌にもかなりあって、
うちにも3か月に1度くらい
オファーが来てたけど、
M&Aすると
好きなことが出来なくなるし、
代理店から仕事をもらうのと
変わらなくなるから、
独立独歩でいきたいねって
なった時に、
“自社でコンテンツを
作る”しかないとなりました。
自分は小さい時からTV番組を
作りたかったんだけど、
スポンサー探しが大変だから、
自社でTV番組を
作っていこうをいう中で、
まずは、昆虫を
自社のコンテンツとして
表に出していこうと考えて、
自社が主催して
カブトムシ・クワガタの
展示会イベントをやりました。
【昆虫展示会の見どころは?】
吉井社長:展示会の時に、
お母さんは子供に
昆虫を見せたくて
連れてきても、
ヘラクレスは
2~3万円するので
お母さんは買えない。
でも子供は見たら欲しがる。
せっかく見に来てくれてる
お父さんお母さんが、
心苦しい思いを
してるだろうなと
いうシーンを
たくさん見てきて、だったら
入場料500~1,000円を頂いて、
自分が持ってる昆虫を
見せてあげる場を
作ったらいいと考えました。
それを入り口として、
昆虫のバトル動画や
飼育ブログのQRを作成しました。
日本では、カブトムシは
100種類くらい、
クワガタは300種類くらい
流通しているんですが、
自分の子供が
カブトムシを飼った時、
世話のセオリーを
知らないといけないのは
お父さんお母さんなので、
自分が持ってる知識を表現した
ブログを作成したんです。
川内:マニュアルが載ってるから、
ミスすることも少なくなる。
取説をちゃんとしてくれるって
事ですね。
吉井社長:よく聞かれるのは、
買った後どのくらい
大きくなるんですか?と
聞かれるけど、
成虫になってから
大きくならないです。
大きくしたいときは、
幼虫を大きく育てて、
大きな蛹にしてう化させる。
そういう素人さんが
分からない事を書いて
ブログに載せてます。
あとバトル動画は来年度までに
100万回再生を目標にしてて、
昆虫の飼育品を売ってる
メーカーから広告を
もらったりとかも考えてるので、
ウィルプラントは映像・WEBを
下請けにしてるんじゃなくて、
これを独自コンテンツとして、
その独自コンテンツに
キャッシュポイントをつけて
マネタイツしていくっていう
きっかけになりました。
【本業と趣味を掛け合わせた異業種への参入について】
吉井社長:クワカブシールていうシールを
うちのスタッフが
イラストを書いて
シャレで作ったんです。
バトル動画や飼育ブログも
自社で作っていて、
のぼりも作れる。
テーブルにかける幕を作って
イベントも主催している。
そうなると会社の
プロモーションを
ウィルプラント1社で
できるよということを
表現することができるので
カブトムシ・クワガタに
かけてます(笑)
川内:独自コンテンツで趣味から
仕事に繋がる
っていうのは
すごい面白い仕組みですね。
吉井さんくらい色々調べあげるとか
熱量がないと
続くことじゃないですよね。
吉井社長:結局好きじゃないとできないと
思うんだよね。
自分と仲間が
昆虫を販売するECサイトを
作って順調に動き出したら、
全国のブリーダーさんに
開放して、手数料をもらって
商売しようかと思ってます。
今は会社を知ってもらうため、
たくさんの
カブトムシ・クワガタを
繁殖させてるけど、
事業が動き出していったら
本当に自分が好きな、
こだわりたい虫を
育てていこうと
思ってます。
川内:1年半でここまで
揃えたのはすごいですね。
吉井社長:札幌のなかでは
10本の指には入ってます。
5本の指に入ってると
言われることもあります。
カブトムシ・クワガタが揃えば
機材や撮影機器、デザインや
ロゴの制作は本業ですしね。
全部うちのスタッフが
やりました(笑)
映像屋です。WEB屋です。
でもどうやって売ったらいいか
分からないっていう同業者が
いっぱいいると思うけど、
うちはたまたま
カブトムシだっただけで
必ず好きな事ってあるはず。
今はいかにニッチにつくるかで、
ヒットする、しないが
出てくると思う。
家作りもそうでしょ?
家を作れますっていっても
同業者は皆作れる。
平屋!ってやるから
平屋を建てたい人が集まる。
そういう売り方も
プロモーションの1つとして
ウィルプラントが
企画提案していけたら
いいなと思います。
【最後に】
今回はロングインタビューの
スピンオフ企画として
いつもはイベントの際に
撮影を依頼したり、
スタッフや大工さん、
モデルハウスの
撮影をお願いしていた
ウィルプラントさんの
オフィス見学も兼ねて伺いました。
温度を保ったブリードルームには
たくさんのカブトムシ・クワガタが
育てられていて、
色々と教えて頂いていたなかで
「子供のようにかわいい」と
吉井社長がおっしゃっていたのが
印象的です。
記事には載せきれない情報を
たくさん教えて下さり、
カブトムシ・クワガタが
本当に好きで楽しみながら
取り組んでいらっしゃるのが
伝わりました。
EZOクワカブフェスタが
1月7日と3月10日に
開催されました。
カブトムシ・クワガタが
好きなお子様・ご家族や
小さいころ昆虫好きだった
大人の方にも
ワクワクするイベントを
企画、開催しています。
次回のイベントも楽しみです。
インタビューにご協力頂き、
ありがとうございました。