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第1回 SDGs住宅賞 受賞作品紹介!
未来へ繋ぐサステナブル住宅を徹底解説

皆様こんにちは!

2024年1月に藤城建設のサステナブル住宅ブランドであるNORTH LAND PRIDEが、「第1回 SDGs住宅賞」を受賞いたしましたのでご紹介させていただきます!

家づくりにおいて、快適に暮らしながらも環境にやさしく、子ども達の未来へ続く持続可能な社会への貢献を考えている方も多いのではないでしょうか?

そんな皆様の期待に応えるべく、今年初めて開催された「SDGs住宅賞」について詳しくお伝えいたします。

このコラムでは、SDGs住宅賞の概要から受賞作品の特長、そして受賞した住宅がどのように持続可能な未来を実現していくのかを解説します。

この記事を読むと、「SDGs住宅賞とは何か」「どのような住宅が受賞しているのか」、そして「自分たちが家づくりを通してSDGsに貢献するためのヒント」がわかります。

特に、家づくりを検討している方や、環境にやさしい住宅に興味のある方には必見の内容です。

家族の大切な住まいづくりを任せられる会社でお悩みの方は、ぜひ最後まで読んでみてください!


SDGs住宅賞とは?

※引用:一般財団法人住宅・建築SDGs推進センター SDGs住宅賞募集リーフレット

令和6年1月に一般財団法人 住宅・建築SDGs推進センターが主催し、国土交通省が後援する「SDGs住宅賞」は、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献する住宅を表彰する賞です。

この賞は、設計から運用、廃棄までの住宅の全段階にわたり、持続可能な社会づくりに貢献する住宅を顕彰するものです。

*SDGs住宅賞の背景

SDGs住宅賞は、「省エネルギー住宅賞」から始まり、過去には「環境・省エネルギー住宅賞」や「サステナブル住宅賞」として継続的に進化してきました。

これまでのテーマがエネルギー効率や環境保全に焦点を当てていたのに対し、SDGs住宅賞は、より広範なSDGs目標に対応しています。

*第1回の意義と受賞作品

第1回目のSDGs住宅賞では、書類審査と現地審査を経て6作品が選ばれました。

これらの住宅は、持続可能な建築を通じて環境だけでなく、地域社会や経済にも貢献する点が評価されました。

そして次回以降も、住宅において SDGs のゴールに向かうとはどういうことかについての期待が込められました。

*藤城建設の受賞歴

NORTH LAND PRIDEをブランド展開する藤城建設では毎年数々の住宅賞を受賞しており、日本中で住宅の性能と企画力を高く評価していただいております。

一般財団法人 住宅・建築 SDGs 推進センター主催、国土交通省後援の住宅賞においては、2019年に平屋住宅の「玄杢舎」が第 8回サステナブル住宅賞の一般社団法人日本木造住宅産業協会会長賞を受賞しました。

そして今回、北海道ロングライフデザイン住宅である「NORTH LAND PRIDE〜HOKKAIDO SOLAR HOUSE〜」が第1回SDGs住宅賞の一般社団法人日本木造住宅産業協会会長賞を受賞したことで、二度目の受賞となりました。


受賞作品の詳細

「NORTH LAND PRIDE〜HOKKAIDO SOLAR HOUSE〜」

「NORTH LAND PRIDE〜HOKKAIDO SOLAR HOUSE〜」は、藤城建設が設計・施工した北海道札幌市にある木造2階建ての住宅です。

この住宅は、厳しい寒冷地の気候に対応した設計と、SDGsの目標に貢献する革新的な技術と工夫を備えており、その結果として、一般社団法人日本木造住宅産業協会会長賞を受賞しました。

以下に5つの受賞ポイントを解説いたします。

1. 持続可能なエネルギーの利用

北海道の厳しい冬の寒さに対応するため、この住宅では太陽光発電システムを独自に工夫しています。

特筆すべきは、屋根だけでなく壁面にも太陽光パネルを設置している点です。

多雪地域では屋根に積もった雪が発電を妨げますが、壁面にパネルを配置することで、雪の反射光をも活用し、冬季でも安定して発電できる設計が実現しています。

この工夫によって、冬の長期間にわたるエネルギー供給が可能となり、再生可能エネルギーの利用効率が格段に向上しました。

さらに、この住宅は蓄電システムを備えており、余剰電力を蓄えることで、災害時にも家全体がエネルギーを自給できる構造です。

また、建主が所有するEV(電気自動車)とも連携しており、蓄えた電力を住宅に供給することもできるので、非常時には在宅避難が可能となることも特徴です。

2. 高断熱・省エネ設計

「NORTH LAND PRIDE」は、極寒の北海道でも快適な住環境を実現するために高断熱性能を誇ります。

具体的には、トリプルサッシの樹脂窓や高性能断熱材を用いて、建物全体の外皮性能を高めており、UA値は0.25という非常に高い断熱性能を達成しています。

これにより、外気温が厳しく冷え込む冬でも、室内の温度を効率的に保つことが可能です。

冬季は、1階リビングに設置された10帖用の寒冷地仕様エアコン1台のみで家全体を暖房しており、すべての部屋が20度以上に保たれるよう設計されています。

これは、高断熱性の恩恵によるもので、少ないエネルギーで最大限の暖房効果を得ることができます。

一方、夏季においても、2階ホールに設置された6帖用のエアコン1台のみで、全館の涼しさを維持しています。これは、階段を通じて冷気が自然と下に降りていくように設計された自然通風設計を活かした工夫です。

こうした設計によって、年間を通じて冷暖房費の大幅な削減が実現されています。

3. 地域資源の活用と大工・職人不足への対応

建設時には、地域に根ざした資源と人材を最大限に活用しています。

地域のプレカット事業者と建材事業者と連携し、大型パネル工法を導入。この工法により、現場での組み立て時間が大幅に短縮され、作業の効率化が図られました。

また、工期短縮によって現場での重労働が減少し、若い大工や女性職人も参加しやすい環境が実現可能であることを示しました。

これにより、建設現場における人手不足問題に対応するとともに、地域の職人が活躍できる場を提供していきます。

また、この工法は、木材の廃棄や運搬によるロスの削減にも寄与しており、無駄のない持続可能な建築プロセスを実現しています。

4. 持続可能なデザインとメンテナンスフリーの外壁

外装に使用されているのは、北海道の地元材である道南スギの無塗装材です。

無塗装で使用することで、時間と共に風合いが増す経年美化を目指したデザインになっています。

これにより、将来的な修繕費用や資源の消費を削減し、サステナブルな住宅として長期間の利用が可能です。

5. 家族の生活環境と地域とのつながり

内装デザインでは、特に子どもの生活環境や教育環境を考慮した設計が取り入れられています。

例えば、回遊性のある間取りや、自然素材である無垢材の床、さらに本棚を随所に配置することで、子どもが自然に読書や学習に親しむことができる環境を提供しています。

また、この住宅は地域との連携を重視しており、地元の資源や技術を活用しながら建設されました。

地域の材料を使用することで、地元経済への貢献も果たし、持続可能なコミュニティづくりにも一役買っています。


「NORTH LAND PRIDE〜HOKKAIDO SOLAR HOUSE〜」は、これらの要素を通じてSDGsの様々な目標に貢献している、まさに未来志向のサステナブル住宅です。

寒冷地におけるエネルギー効率の向上や、地域社会との連携、持続可能な資源の利用など、多岐にわたるSDGsの目標を具現化したこの住宅は、次世代の住宅設計における一つのモデルケースとなっています。


まとめ

SDGs住宅賞は、持続可能な未来に向けた住宅づくりを評価する重要な賞です。

藤城建設の「NORTH LAND PRIDE〜HOKKAIDO SOLAR HOUSE〜」は、その設計と機能性、そして地域資源の活用を通じてSDGsに貢献するモデルとなっています。

家づくりを通して、未来の社会にどのように貢献できるかを考える際のヒントが詰まっています。

札幌市近郊で新築一戸建て住宅・注文住宅を検討している方は、是非この記事を参考にしてくださいね!

藤城建設では、暮らしていくほど満足度が上がっていく新築一戸建て住宅・注文住宅を提案しています。

皆様の大切な家づくりを藤城建設にお任せいただけましたら光栄です。

 

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